「職場に音楽がある」ということ

 音楽関係の仕事ではないにも関わらず、私の職場は音楽に溢れている。
 昨日は壁越しにアコーディオンが。今日はスチールギターと大正琴とハーモニカと…あとはなんだろう?色々。
 まとまった演奏でなくとも、どこかで誰かが何かを練習している。ピアノ、ハーモニカ、ギター、サックス、三味線、そして歌声。
 4月に入職した職員が、「私も長いこと休んでいたバイオリンを再開したくなった」とキラキラしていたので、じきにもう一種類増えるかもしれない。

 再度いうけれど、音楽関係の仕事ではない。「自由に音を出しても迷惑でない屋内」がある以外は、極々標準的な業態である。
 周囲に気兼ねなく音が出せる環境があるだけで、そして聞きすがらのギャラリーがいるだけで、人はこんなにも演奏することを楽しめるんだなぁと、強く感じる今日このごろであった。
             (こずえ)